小児矯正


当院では矯正歯科の専門医による質の高い治療で、お子さまの将来を見据えた歯並び改善をお手伝いいたします。成長期だからこそできる治療で、抜歯のリスクを減らし、美しい歯並びと正しい噛み合わせを目指します。
小児矯正とは

成長期を活用した歯並び治療
小児矯正とは、乳歯と永久歯が混在している時期に行う矯正治療です。お子さまの成長発育を利用して、顎の骨格バランスを整え、永久歯が正しく並ぶためのスペースを確保します。成人矯正とは違い、骨格の成長をコントロールできるため、将来的な抜歯のリスクを大幅に軽減できる治療法です。
小児矯正を検討していただきたい
お子さまの状態

- 受け口になっている
- 永久歯が生えるスペースが明らかに不足している
- 指しゃぶりや舌で歯を押す癖が4歳を過ぎても続いている
- 他院で「将来抜歯が必要」と診断を受けた
- 口がいつも開いていて、鼻で呼吸ができていない
- 食べ物を前歯で噛み切れない、奥歯でうまく噛めない
当院の小児矯正の
診療体制

大学病院での基礎研修を積んだ矯正専門医による診療
当院では、大学病院で基礎研修を積み、複数のクリニックで矯正担当医として経験を重ねた女性の矯正歯科医師が診療を担当いたします。衛生士による処置は行わず、すべて矯正歯科医師が診療にあたるため、毎回同じ担当者が継続してお子さまの成長を見守ります。
他院で抜歯診断されたケースへの対応
成長期の顎骨拡大により永久歯のスペースを確保し、他院で抜歯が必要と診断されたお子さまでも非抜歯での治療を目指します。マウスピース矯正やカリエールという装置を使用することで、抜歯や手術を避けた治療が可能な場合があります。
口腔内スキャナーiTeroによる負担軽減
従来の粘土による型取りに代わり、口腔内スキャナー「iTero」による精密検査を実施しています。お子さまの負担を軽減しながら、ミリ単位でのシミュレーション作成により正確な治療計画を立案します。


院内完結型の総合診療体制
矯正治療中に虫歯治療が必要になった場合も、院長との連携により院内で対応が可能です。他院への紹介なく、シームレスな治療を提供いたします。
小児矯正治療のメリット

骨格から整える根本的な治療が可能
成長期に治療を行うことで、上下の顎のバランスを整え、骨格的な改善が可能です。成人になってからでは外科手術が必要になるような症例でも、小児期であれば矯正治療のみで改善できる可能性が高くなります。
将来の抜歯リスクを大幅に軽減
顎の骨を拡大して永久歯のスペースを確保することで、将来的な抜歯の必要性を大幅に減らすことができます。健康な歯を抜かずに美しい歯並びを実現できるのは、小児矯正の大きな利点です。
治療期間を短縮できる可能性
第1期治療で骨格的な問題を改善しておくことで、永久歯が生え揃ってからの第2期治療の治療期間を大幅に短縮できたり、場合によっては不要になったりすることがあります。
悪い癖の早期改善で正しい成長を促進
指しゃぶりや舌癖、口呼吸などの望ましくない習癖を早期に改善することで、正常な顎の成長発育を促進し、歯並びや顔立ちの改善につながります。正しい舌の位置や呼吸方法を身につけることで、お子さまの顔の成長をより良い方向に導くことができます。

当院の小児矯正治療
の流れ

01初診相談(無料・約45分)
お子さまの歯並びや噛み合わせのお悩みをお聞きし、口腔内を拝見させていただきます。予想される治療方法や矯正期間、費用について詳しくご説明いたします。

02精密検査(16,500円・約30分)
顔やお口の写真撮影、レントゲン撮影、口腔内スキャンなどの精密検査を行います。お子さまの成長段階と歯並びの状態を正確に把握するための重要な検査です。

03診断(35,000円・約45分)
検査結果をもとに詳しい治療方針をご説明し、ご契約となります。複数の治療方針が考えられる場合は、それぞれの利点・欠点をお伝えし、ご相談の上で決定いたします。

04第1期治療開始
装置を装着し、歯を動かし始めます。1~2ヶ月に1回のペースでご来院いただき、治療の進行状況を確認し、装置の調整を行います。

05経過観察期間
第1期治療終了後、永久歯の生え変わりを待ちながら経過観察を行います。年に3~4回ご来院いただき、お口の中の状態を確認します。この期間中、MIペーストによる歯のミネラル化促進も行います。

06第2期治療
永久歯が生え揃った段階で再検査を行い、必要に応じて第2期治療を行います。第1期治療で骨格的な問題を改善しているため、治療期間は大幅に短縮されます。第1期治療の際に骨の中にいる歯(八重歯などの中間の歯)は第2期で治療していきます。